山下です。曲が作りたくなったのに楽器を持ってないので作ることにしました。
これから少しづつアナログモジュラーシンセを作っていきます。
モジュラーシンセとは。
1950年代から60年代にかけて、微分方程式を解く(=シミュレーション)のために、アナログコンピュータというものが使われていた。
構成要素は主にボリューム、ジャック、パッチケーブル、オペアンプ。
0,1のデジタル信号ではなくて、電圧や周波数などの連続量を使って、大雑把な計算を高速に行うことができるのが特徴。
アナログコンピュータにスピーカーを繋いだらできたのがアナログシンセサイザー。アナログコンピュータと同様、主に電圧や周波数をオペアンプで操作することで、出力を自分の求める結果、この場合は音、に近づけていく。
1995年からユーロラックというコンパクトなサイズのモジュールが各社から安価で発売されだしてから人気が出てきて、実は今最高に盛り上がっている。
安価といってもモジュール一つが3万以上して、なかなか手が出ないので、自分で作ることにした。Part 1では、Buchla Music Easelなどに搭載されていたローパスゲートを作る。
ローパスゲートはVCAとVCFが合体したものをバクトロルでコントロールするもので、簡単なものは部品3つで作れる。ローパスフィルターをオプトカプラでコントロールするというだけのごくシンプルなもの。
ローパスフィルターとは
これに、LEDの明るさがCVに対してリニアになるようにしたり、レゾナンス(共鳴)オプションをつけたりすると、こうなる。
これがこうなって、
こうなって、
こうなって、
こうなる。
こう鳴る。
電子工作クラブでも遊んだ。
なかなか良い。VCA,VCF,オシレータなど、一台で何役にも使える素敵なモジュールができた。
これから少しづつ進化させていきます。