無線電力伝送実験の経過

山下です。前回の投稿から時間が経ってしまったので軽くアップデートします。

Vcc12V → コイル → MOSFET → GNDと繋がっているMOSFETを、5Vのレギュレータを通して動かしている555でスイッチングするという力ずくの回路で、前回比17倍の距離まで飛ばせています。

⌀400mm, 69uHのコイルで170mmの75kHzの交流を送電、整流して解放6V, 短絡.4mA
⌀400mm, 69uHのコイルで75kHzの交流を送電、コイル間のギャップは170~200mm。整流して開放6V, 短絡0.4mA

実験風景はこんな具合。今回は、トランスで昇圧してから整流してDCを取り出してみました。ダイオードブリッジだとダイオードの損失が勿体無いのでセンタータップで。開放電圧6V、短絡電流0.4mAというしょぼい電力ですが、前回は整流したら何も残らないくらいのレベルだったので、前進はしています。

送電側はただパワーを上げる以上の改良が必要で、とにかく振幅の大きい綺麗な正弦波を流すようにしないといけない。

トランスにサイン波を流すとこう。
トランスにサイン波を流すとこう。
矩形波を流すとめちゃくちゃ
矩形波を流すとめちゃくちゃ。実際にやるともっとひどい波形になる。

どんどん改良できる点が見つかるのでもう少し粘ります。

LISPing at the end of time.